東京キララ社オフィシャルコラム

根本敬コラム

根本敬

TAKASHI NEMOTO

1958年東京生まれ。自称特殊漫画家。幻の名盤解放同盟員。81年『ガロ』で漫画家デビュー。 84年『平凡パンチ』に『生きる』連載。90年代から漫画に限らず、文筆、映像、講演、他職域(しのぎ)が広がる。アップリンクファクトリーで毎月最終金曜日開校される『映像夜間中学』は14年目を迎える。主著に『怪人無礼講ララバイ』(漫画。代表作『タケオの世界』収録)『因果鉄道の旅』(文章本)『ディープコリア』(紀行。※共著)他多数。 最近はDJとしても活動し、話題のストーリミングスタジオDOMMUNEへの出演、ブラックスモーカーレコーズよりリリースされたMIX CD『愛駅-LOVE STATION』は異例のセールスを記録、全国でのDJツアーを行い『特殊DJ』としても一部で評価をされている。今年7月より自社ならぬ自家ブランド『家作(casa-cue」を本格的に始動。また10月、フランスの異能アート集団ル・デルニエ・クリの招きで拠点マルセイユに渡り『MANGARO/HETAUMA』展に参加。

http://www011.upp.so-net.ne.jp/TOKUSYUMANGA/

【作品解説その5】 フェラ・クティ「アンダーグラウンド・システム」

September 9. 2014 12:59 AM

この一連のレコジャケ展、フェラ・クティを求める声は案外多いかと感じます。

しかし、この「アンダーグラウンド・システム」は前回の両国でも大阪Pulpでも買い手はつかず、今回の「秋場所」は3度目のお目見えとなります。(※7月のRRRフリマ1日も入れると4度目)

何故売れないか、描いた当人なりに推測するに。ジャケ展で買って下さる方は、最終的には絵の出来にお金を払って下さるのだろう。

が、まずは数あるレコジャケの中から、個人的に思い入れのあるミュージシャンやアルバムを見定め、そこから選ぼうとする。

それは良~く理解出来ることですね。

それを前提としてさて、このフェラのアルバム。

元のジャケットの背景がしょぼいにも程がある。

そこで、背景を「充実」させようと、アレコレやっているうちに、右上にTHE WHOの「フーズ・ネクスト」を。左上にディープ・パープルの「イン・ロック」というふたつのロック歴史的名盤を配してみました。

フェラのバックをふたつのブリティッシュロックの有名な絵が援護射撃する非常にお得なジャケ画になった、と描いた当初思いました。

しかし、誰も手に取らないのでありました。

冷静に考えれば、「自分」は33枚を同列に聴けるが、そういう人はあまりこの組み合わせにはいない。

しかも中心はフェラで、フェラの熱心なファンがTheWhoDパープルはあまり聴かないだろうしいても稀有な例だと気づきました。

でも、自分の考え方(「総ての音盤はターンテーブル乃至CDプレイヤーの中で平等に再生される権利を有する」という幻の名盤解放同盟のテーゼに則る)に従えば。従う。これはまた、ビジュアルがらみの問題だからなぁ

 

フェラ・クティ「アンダーグラウンド・システム」 再び 両国RRR「レコードジャケット展 9月場所」に出品!!!

 

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